動く家=ムービングハウス

ムービングハウスを移動している様子

我々は、アーキビジョン21社「ムービングハウス」のお客様への紹介から活動を始めました。
ムービングハウスは一言で表すと高い住宅性能を持つ木造の移動式建築物です。

ムービングハウスが生まれた背景

阪神淡路大震災や東日本大震災のような大きな災害が起こった際には、被災者のために多くの応急仮設住宅が必要となります。しかし、その建築には1年程度の長い時間を要し、災害時の需要に早急に応えることは難しい状況にありました。
この現状を変えようと作り出されたのがムービングハウスです。

ムービングハウスは移動可能であることから、ストックし、必要時にすぐに出荷できるという特性を持ちます。激甚災害発生時でも、約2週間で2,000棟の住宅供給の移動・設置が可能です。 

ムービングハウスの住宅性能

断熱性・気密性・耐震性・耐久性。すべての性能を詰め込んだ高品質な建物。移動式でありながらムービングハウスは住宅としての高い性能を誇ります。

北の大地北海道で生まれたムービングハウスはその寒さの中でも快適な暮らしを実現します。木材の躯体の外側に断熱材が隙間なく貼り付けられ、開口部であるドアや窓はトリプルガラスの樹脂サッシを使用。最新の北方型住宅並みの断熱性・気密性を持ちます。

独自工法「モデューロ」で組立てられた家は、移動して組み立てることを前提としているため、独立構造設計で、高い構造強度を実現しています。この工法は数多くの試験と審査で圧倒的な構造強度が認められ、国土交通大臣認定を取得しました。

集成材を用いた特許技術による100年の使用に耐える建築。それと同時にバリアフリー設計によって多世代に渡って住み継がれる可変性や包容力を持つ、快適が100年続く住まいを目指しています。